エアベアリングロール
特許出願済み
静圧気体軸受技術を活かした
ウェブハンドリングのための浮上搬送用ロールです。
ウェブの浮上搬送を可能にすることで
摩擦駆動によるトラブルを防止することができます。
浮上搬送によるメリット
●低張力で搬送可能 :ウェブの変形を防止します。
●スリップを防止 :ロールとの接触によるキズを防止します。
●組込精度の最適化 :ミスアライメントの影響を緩和させ、ロール上のトラフの発生を抑制します。
多孔質カーボンを使用
●消費空気量が少ない :多孔質絞りにより高効率を達成し、空気の消費を抑えます。
●帯電しにくい :カーボンは良導電体です。
●発塵しにくい :骨格強度に優れる多孔質体を透過する流体はクリーンです。
高い基本特性
●安定した浮上特性 :ウェブを支持する流体膜の安定性は、気体軸受そのものです。
●低応力 :ウェブ全面を流体膜で均一に支持します。
●低騒音 :稼働時の騒音はほぼゼロです。
製品仕様
指定環境
製品仕様
代表データ
ウェブの浮上搬送に関する各種データを準備しております。代表的なものを掲載いたします。ご希望のデータがありましたら、営業担当までお問合せください。
〇測定条件
エアベアリングロール 浮上隙間の観察
-エアベアリングロールは微小な隙間でウェブを浮上させます。-
【NEW!】張力と浮上隙間の関係について【NEW!】
-高張力下でも、エアベアリングロールは浮上隙間を確保できます。-
【NEW!】供給圧力と浮上隙間の関係について【NEW!】
-供給圧力を大きくすることで、浮上隙間を大きく取ることができます。-
エアベアリングロール 搬送状態の観察
-エアベアリングロールはロールの回転を伴わずに搬送が可能です-
図面及び部品リスト
代表図面
寸法表
参考データ
発塵量
エアベアリングロールに使用する多孔質カーボンは、安定した多孔質炭素材料であるため、発塵量はごく微量です。炭素粒界の結合度が高く、透過する空気との摩擦で粒子が脱落することはありません。材料から部品、完成品に至るまでの洗浄を行い、パーティクルを効率的に除去しています。
実験条件
・使用モデル:PC3RFA-100/400-ACNA
・試験装置 :密閉型発塵量試験装置(図.参照)
・測定機 :光散乱式粒子計数器
・圧力 :約0.3MPa
・時間 :120分
・可測粒子径:0.1μm以上
・測定風量 :28L/min
・評価方法 :1分あたりの各粒径パーティクル数を評価
試験フロー
発塵量データ
導入サポート
ウェブハンドリング 浮上搬送実験装置
浮上状態の条件出しをサポート
・ウェブの浮上状態を計測する実験装置を常設しています。
・エアベアリングロール上で浮上状態にあるウェブの浮上特性を把握できます
・浮上特性はエアの供給圧を始めとした各種条件により変化いたします。
・貴社のウェブでの条件出しをサポートすることが可能です。
レンタル品
性能確認のための製品の貸出を行っております。
貴社の装置での評価や、ワークの持ち出しが難しい場合など、貸出して性能確認が可能です。
〇寸法表
貸出しにあたり、各部の寸法、必要流量については営業担当者へお問合せください。
使用上の注意
● ロールが平行になるよう、アライメント調整が必要です。
● 本製品を移動するときはジャーナル部で支持してください。
● 本製品のジャーナル部、及び装置の軸受取付け部は清浄な状態にしてください。
● 装置に固定した状態で、装置を運搬しないでください。
● 多孔質カーボンの目詰まりを防止するために、クリーンエアーを供給してください。
● 多孔質カーボン部への水、粉、油等の付着は性能に影響を与える恐れがあります。
● 本製品の精度は、23℃±3℃での保証値となります。
● 極度な温度環境に曝されると、精度の低下や破損の原因となります。本製品を輸送する場合は温度
管理にご注意願います。塵埃のない水のかからない直射日光の当たらない場所に設置してください。
カタログ(PDF)は下記からダウンロードできます。
本カタログに示される製品仕様、実験データは一例です。
製品の仕様は、予告無く変更する場合がございます。
ご了承ください。